任天堂は2014年3月期の連結決算を発表しました。売上高5717億2600万円(前期比10%減/1月時点の予想は5900億円)、営業損益464億2500万円の赤字(前期364億円の赤字が拡大/1月時点の予想は350億円の赤字)、経営利益60億8600万円(1月時点の予想は50億円)、当期純利益は232億2200万円の赤字(1月時点の予想は250億円の赤字)で、減収・営業赤字拡大となっています。
任天堂は、ニンテンドー3DSハードウェア及び、Wii Uハードウェア、Wii Uソフトウェアが想定した販売数に至らなかったことで売上高は想定を下回ったと説明。また、営業損失が想定よりも拡大したのは、売上高が想定を下回ったことに加え、たな卸資産の評価減や研究開発費が想定よりも増加したことなどによるとしています。
3DS
- 『ポケモンX・Y』が全世界で1,226万本を販売。
- 『とびだせ どうぶつの森』が全世界で380万本(累計766万本)を販売。
- 『ルイージマンション2』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』『マリオ&ルイージRPG4』各200万本以上販売。
- 3DS本体は1,224万台、専用ソフトウェアは6,789万本を販売。
Wii U
- 『スーパーマリオ3Dワールド』『NewスーパーマリオブラザースU』『NewスーパールイージU』など任天堂製5タイトルがそれぞれ100万本を販売。
- Wii U本体は272万台、専用ソフトウェアは1,886万本を販売。
その他
- DSシリーズは13万台、ソフトが1,029万本。
- Wiiは122万台、ソフトは2,616万本。
次期の見通し
- 3DSは全世界累計販売台数が4,300万台を超え、ソフト販売を拡大するのに十分な普及規模となった。『マリオゴルフ ワールドツアー』を全世界で5月に発売、『トモダチコレクション 新生活』を欧米で6月に発売、『大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS』を全世界で夏に発売するほか、次期においても継続して有力タイトルを発売することで、しっかりと利益を生み出す。
- Wii Uは、プラットフォーム活性化の取り組みを重点的に行う。Wii U GamePadの特徴を活かしたソフトの提案、NFCリーダーライター機能の活用、DSバーチャルコンソールのラインナップ追加など、GamePadの存在意義を高めることでWii U販売拡大に繋げていく。
- 全世界で5月に発売する『マリオカート8』、今冬発売予定の『スマブラ for Wii U』の2タイトルを軸に、順次高品質タイトルを発売、さらにニンテンドーeショップを通じたデジタル配信ビジネスにも積極的に取り組む。
次期業績予想
- 売上高5,900億円、営業利益400億円、経営利益350億円、当期純利益200億円。
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